第二次世界大戦後の欧州の住宅づくり

第二次世界大戦、日本が一番最後に行った戦争です。約6年間に及ぶ戦争で日本が失ったもは、多くの尊い命と、人々が築き上げてきた生活でした。戦後焼け野原となった日本では、住宅の建設が重要課題となりました。敗戦によりアメリカに総括された日本は、欧米の文化や思想が戦前にもまして流れ込み、一般庶民の暮らし、そして住まいを変えてゆきました。
世界大戦で大きな被害を受けたのは日本だけではありません。世界中で数千万人に上る人が亡くなり、戦勝国であるアメリカやイギリス、フランスでも多くの犠牲者で、家を失いました。戦後、世界中で戦災復興に向けた取り組みが行われ、その軸となったのが「住宅建設」です。
しかしながら、日本においては、戦後の自在不足、労力不足、経済力不足、加えて急激なライフスタイルの変化と切迫した住宅不足のため、質よりも量が求められ、画一的な住宅が大量に建設されました。その結果起こったのが、30年後の住宅老朽化という問題です。
一方、世界に目を向けると、戦後、ヨーロッパでも住宅不足を解消するために、積極的に公営住宅建設に取り組んだ国があります。それはイギリスです。ここでは、イギリスの住宅づくりについて考えてみたいと思います。




